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病気辞典

不眠症

■原因

 
一般的に、以下のような原因があります。
①生理的な要因
周囲の騒音、明るすぎる、暑さや寒さ、枕やふとんがからだに合っていない等の生活習慣や睡眠時の環境に原因がある場合があります。
 
②心理的な要因
不安や心配事が気になってしまう等の何らかのストレスが原因になる場合があります。
 
③薬理学的な要因
カフェインやたばこ、アルコール等の影響や、ステロイド薬やインターフェロン、パーキンソン病の薬などの副作用が原因になることがあります。

 

 

■主な症状

 
不眠症は4つのタイプに分けられます。
①入眠障害
床に入ってから眠るまでに長時間要する場合を指します。
 
②中途覚醒
眠りについた後、夜中に何度も目が覚める場合を指します。高齢者によくみられ、泌尿器の病気による夜間頻尿が原因のこともあります。
 
③早朝覚醒
予定の時間より早く目が覚めてしまい、まだ眠りたいのに、眠れないといった症状を指します。高齢者に多いほか、うつ病でよく現れるといわれています。
 
④熟眠障害
睡眠時間のわりには、朝起きた時にぐっすり眠った感じがしない場合を指します。
 
 
また、不眠が続くと、倦怠感、意欲低下や集中力低下、抑うつ、頭重、めまい、食欲不振などの症状が現れることもあります。

 
 

■診断方法

 
一般的に、以下の2つが認められたとき不眠症と診断されています。
・長期間にわたり夜間の不眠が続く
・日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する

 

 

■治療方法など

 

【薬物療法】
一般的に、不眠の症状によって、それにあった作用時間を持つ薬を選択します。
・入眠障害:短時間作用型もしくは超短時間作用型の睡眠導入剤です。
・中途覚醒:中等時間作用型の睡眠導入剤です。
・早朝覚醒:長時間作用型の睡眠導入剤です。
・熟眠障害:上記の薬剤と抗精神病薬や抗うつ薬の併用を行うことがあります。
 
【非薬物療法(生活習慣の改善)】
日常生活で以下を行うと、症状改善することがあります。薬物療法と併用して行う場合もあります。
①就寝、起床時間を一定にする
②睡眠時間にこだわらない
③太陽の光を浴びて体内時計を調整する
④適度の運動をする
⑤自分流のストレス解消法をみつけて、気分転換を図る
⑥リラックスする時間をとって心身の緊張をほぐす

 

 

■お勧め運動メニュー

 

 

 

 
 
 
 
※本記事はこちらの資料を参考に作成しています。

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