B&B 情報広場

病気辞典

自律神経失調症

■原因

 

自律神経という体を活発に働かせる神経(交感神経)と体を休めてあげる神経(副交感神経)のバランスがストレス等により崩れることで起きるといわれています。
その原因として、不規則な生活によって自律神経が興奮し続けたり、ストレスによる刺激、更年期におけるホルモンの乱れ(更年期障害)、先天的要因などが挙げられます。

 

 

■主な症状

 

症状は様々で、人によって現れやすい症状が異なります。
以下の症状が比較的現れやすい症状だといわれています。
・倦怠感や疲労感
・めまいや耳鳴り
・口やのどの不快感
・汗が多い
・頻尿や残尿感
・ひどい肩こり
・冷え、ほてり、微熱が続く
・片頭痛
・便秘や下痢
・手足のしびれ
・動悸、息切れ、息苦しさ
・焦燥感や不安感
 
 

■診断方法

 
自律神経の乱れによって引き起こされると考えられていますが、実際に自律神経のはたらきを正確に調べる方法はないといわれています。
そのため、症状から疑われる病気に関する検査を行っても特に異常が見つからず、ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れといった自律神経失調症を引き起こしやすい特徴がみられる場合に、この病気が疑われることがあります。

 

 

■治療方法など

 
一般的に、ストレスや生活習慣の乱れを改善することで自然と良くなることがあるといわれています。また、症状を改善したり、不安やストレスを軽減したりするための治療薬を使う場合もあります。
 
具体的な治療法として、以下のようなものがあります。
①ストレスのコントロール
散歩や体操、入浴などの気軽にできる気分転換を行うことが大切です。
 
②生活習慣の改善
規則的な睡眠と食事、適度な運動を心がけることが重要だといわれています。
 
③治療薬
・対症療法
実際に現れている症状を和らげるための薬(例:鎮痛剤、睡眠薬、整腸剤、漢方や自律神経を整える薬など)
 
・ストレスやホルモンバランスに対する治療
ストレスや不安、うつ症状が強いときは、抗うつ薬や抗不安薬などが効果的な場合があります。また、ホルモンバランスの乱れが考えられるときは、ホルモン剤を使用することでホルモンバランスを整える治療が行われることもあります。

 

 

■お勧め運動メニュー

 

 

 

 
 
 
 
※本記事はこちらの資料を参考に作成しています。

こころ(心療)の一覧へ戻る

▲TOP